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ブラジル グアリロバ農園 アララ 【シティ・ロースト】

¥750 税込

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【生産国】ブラジル
【地域】ミナスジェライス州 グアリロバ農園
【標高】1100M
【品種】アララ (イエローカツアイ系ハイブリッド種)
【焙煎度】シティ
【精製】`パルプト・ナチュラル
【コメント】ナチュラルからパルプト・ナチュラルの豆に変更になりました。パルプトナチュラルではやや酸味がたった印象を受けます。もう少し焙煎を調整して、従来のカカオっぽさ、ナッツぽさを出す予定。

 精製方法がナチュラルからパルプト・ナチュラルに変更になりました。
 ナチュラルは収穫したコーヒーチェリーをそのまま乾かす方法です。果実をつけたまま乾燥させるため乾燥の過程で果実が多少発酵したりして、豆(種)に独特の風味を与えます。それが濃厚な果実感であったり、果実が自然発酵したちょっと臭い匂いだったりとさまざまです。なるべく良いフレーバーが出るように各農園が気候と豆質にあった乾燥方法を常に模索しています。

 パルプト・ナチュラルは機械で果実をはがしてしまい、果実からプリッとでてきた種を乾かします。ナチュラルのくっさいフレーバーを回避し、ウオッシュトの淡白すぎる味わいを避ける狙いがあります。
 ブラジルのコーヒー豆は標高の関係から、酸味に重点をおいたコーヒー豆をつくることが困難です。したがって、水を潤沢に使えたとしても、ウオッシュトでは味わいが薄い、物足りないコーヒーになってしまいます。
 かといって十年一日のあか抜けないくっさい豆を作り続けていては、現在のコーヒーのトレンドから取り残されてしまうということで、パルプト・ナチュラルを採用するケースが増えてきました。

 機械から種を取り出せるのなら、最初っからそうすればいいじゃないと思うかもしれまませんが、パルプト・ナチュラルには特有の難しさがあります。それは豆(種)同士が乾燥の過程でくっついてしまい、均等に乾燥しないという問題です。
 例えば、梅干しや桃、あるいはサクランボを食べると中から種が一個ぽろりと出てきます。その種の周りには注意して見ると特有のヌルヌル、ネバネバした物質がついていることがわかります。コーヒーの種の場合も同様です。コーヒーの果実から種を取り出してそのまま乾かそうとすると、種についたヌルヌルが水分を失いネバネバして種同士がくっついてしまいます。もし、そのヌルヌルを洗い落として乾燥をしたら、それはウオッシュトになります。
 生産者としては種の周りに果実の成分がついていて欲しいのです。そのヌルヌルが乾燥とともに変化をすることでコーヒー豆に風味付けをして欲しいのです。

 ではどうやってそのジレンマを解消するかというと、コーヒー農家に残っているのは根性しかありません。ヌルヌル、ベタベタしたコーヒー豆を乾かす期間は一日に何回が手で豆をほぐして種同士の粘着を回避し、豆から均等に水分が抜けるようにお世話をします。
 ナチュラルであっても乾燥中は豆をかき混ぜ、ひっくり返して乾燥の調整をします。しかしパルプトナチュラルは豆一粒一粒に注意を払ってほぐしていかなければならないので、その手間はナチュラルの比ではありません。水分が一か所にこもって豆が腐ったり、豆にカビが生えたりしては困るのです。
 コーヒー農家は技術やノウハウだけでなく、根性や忍耐を総動員してコーヒーを美味しくする努力をしています。というわけで、コーヒーを飲むときはコーヒー農家の苦労をしのんでありがたくいただきましょう。

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