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ブルンジ レッド・ブルボン【シティ・ロースト】

¥700 税込

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【生産国】ブルンジ共和国
【地域】西部ブルンジ州 ブジュンブーラ地方
【標高】1200 ~ 1400M
【品種】レッドブルボン
【焙煎度】シティ
【精製】フーリィ・ウオッシュト
【コメント】しっかりした苦味と酸味のバランスがとれた味。青じそ、ミントのようなハーブっぽいフレーバーが感じられることもある。さっぱりと飲めるコーヒー。アイスコーヒーにしても美味しい。

 ブルンジという国は高校時代に地理を履修したかコーヒー好きでないと、その国名を耳にすることがないでしょう。ブルンジ共和国は周りをコンゴ民主共和国、ルワンダ、タンザニアに囲まれた小さな国です。近隣にはケニア、ウガンダ、マラウィというやはりコーヒーの栽培国があります。大雑把な数字で言えば、国土面積と人口は日本の12分の1くらいです。例えて言うなら山梨、静岡、長野を合わせた土地に大阪人と京都人を詰め込んだくらいの規模の国です。

 国土面積、人口は日本のおよそ12分の1でずが、GDPで比較すると約156分の1であり、世界の最貧国の一つとして名前が上がる国家です。
 ブルンジの経済規模がなぜそんなに小さくなるのかといえば、一番に挙げられるのは国家としてのまとまりの弱さです。ブルンジは1962年にベルギーから独立しますが、以降ずっと内戦や武力対立が続いています。1993年に起こった内戦では30万人の死傷者がでたと言われており、この際にコーヒーの産地が荒廃してしまったため、生産量が大幅に落ち込みました。国家の統治能力の至らなさ、ひいては治安の悪さが経済の発展を妨げているわけです。それはブルンジに限った話ではないのですが。
 ブルンジは森林が生い茂った山間、高原で国土が形成されており、主要な産品といえばコーヒーを始めとして紅茶、綿花といった一次産品です。平地が少なくて穀物を栽培には向いていません。

 国土が山間地域にあり、しかも周囲を他国に囲まれているのでモノの流通は簡単ではありません。アフリカにおいては一部の国を除き道路や鉄道が整備されてはいないので、モノを運ぶには大きなコストがかかります。効率が悪いわけですね。
 そして周りを他国に囲まれているので、産品を輸出するにしても他国を横切って港にモノを運ばなければいけません。言っては悪いですが、周辺国もやっぱり治安が宜しくないため、輸送には大きなリスクがつきまといます。

 例えば日本を考えてみれば分かりやすいのですが、日本は周囲を海に囲まれた島国です。石油を始めとした燃料、原料が必要であればタンカーを港につけて容易に運び込むことができます。逆に輸出をする場合でも他国の存在に気兼ねすることなくパパっと効率よく運び出すことができます。そして距離は離れていますが、海を隔てた向こうにはアメリカという消費大国があり、日本が工業製品を販売する得意先が比較的アクセスしやすい位置にあったわけです。
 日本はなるべくして貿易大国になったと言えるでしょう。

 そんな厳しいお国事情のなかで栽培、輸出されたコーヒーです。気分的に他所の国のコーヒーよりも苦いのです。(あくまでも気分的な話)
 昨今では高品質コーヒーの栽培、生産管理に積極的に取り組んでおり、対外的には「高級コーヒー」の一角を占めるようになっています。

 ちなみに、googleマップの機能で「地形」というレイヤーを地図に重ねてみると、ブルンジの山の中っぷりがよくわかります。それ以上に驚くのが、アフリカの乾燥地帯の面積の広さですね。アフリカを九州に例えるなら、緑が生い茂っているのは熊本県と宮崎県それと長崎県の下半分くらいです。福岡県、佐賀県、大分県、鹿児島県、長崎県の上半分くらいは砂漠あるいはサバンナの乾燥した地域です。

 さらに余談ですが、コンゴとコンゴ民主共和国は別の国。ギニアとギニア・ベサウ、赤道ギニアはそれぞれ別の国です。ナイジェリアは英語読み、ニジェールはナイジェリアのフランス語読み、ニジェール川を挟んで上下に位置する別の国です。

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